読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

カート・コバーンの愛聴盤


f:id:killer_yoshikage:20150323184524j:image
『Meat Puppets Ⅱ』
MEAT PUPPETS

 MEAT PUPPETSというバンド名を聴いてもピンとこない方でも、NIRVANAの『MTV Unplugged in New York』で共演したバンドと言えば分かりやすいかもしれません。
 その『MTV Unplugged in New York』で、NIRVANAと共演したのが、MEAT PUPPETSのカート&クリスのカークウッド兄弟で、その際にプレイした曲が、このアルバムに収録されている「Plateau」、「Oh,Me」、「Lake of Fire」です。
 この『MEAT PUPPETS Ⅱ』は、1984年にリリースされた彼等の2ndアルバムですが、このアルバムはカート・コバーンの愛聴盤としても知られている、MEAT PUPPETSで最も有名なアルバムと言えると思います。
 彼等のデビュー・アルバム『MEAT PUPPETS』は、カート・カークウッドがひたすら咆哮して叫びまくる喧しいハードコア・パンクでしたが、この2ndアルバムでは一転してカントリー・サウンドを取り入れた、カート・カークウッドの歌を重視した大胆なサウンド・チェンジを遂げたバンドの重要な分岐点となったアルバムです。
 カート・カークウッドのこのアルバムでの歌重視のヴォーカルも、後のカート・コバーンに大きな影響を与えていると思われ、後のNIRVANAの雛形になったアルバムと言えると思います。
 アルバム・トップの「Split Myself in Two」や「New Gods」のようにデビュー・アルバムのハードコア・パンクのサウンドを引き継いでいる曲もありますが、全体的にはカントリー・サウンドを基にしたサウンドで、以降、何作かのMEAT PUPPETSのアルバムが"ペヨーテ・ポップ"と言われる、きっかけになったアルバムでもあります。
 このアルバムは、NIRVANAとの共演のおかげで"不朽の名盤"として永遠に語り継がれる事になるだけの楽曲の質、演奏のレベルはもちろんありますが、MEAT PUPPETSは現在でも地道に活動を続け、良質な作品を出し続けています。



『Meat Puppets Ⅱ (Full Album)』
MEAT PUPPETS



「Plateau/Oh,Me/Lake of Fire」
(MTV Unplugged in New York)