吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

来年1月来日公演決定♪



f:id:killer_yoshikage:20151124172716j:image
『METZ Ⅱ』
METZ





 来年1月29日に、一夜限りの来日公演(Live House Fever)も決定している、カナダ・トロント出身のポスト・パンク・バンド、METZが、インディーの名門レーベル『SUB POP』から、今年4月にリリースした2ndアルバム。
 2012年にリリースした、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムが、NMEやピッチフォーク等の主要音楽メディアで大絶賛され、満を持してのリリースの2ndアルバムですが、絶賛されたデビュー・アルバムの迫力を上回る作品に仕上がっていると思います。
 一応、音楽メディアはポスト・パンク・バンドとして紹介していますが、グランジと呼んでも、パンクと呼んでも差し支えない、ナパーム弾のような爆音と、ポスト・パンクのような刺々しさを併せ持った、かなり刺激的なサウンドです。





「PIL meets フリクション。それをNIRVANAの狂気なギターで飛ばした感じ」 ー 久保憲司






 このアルバムのライナー・ノーツを書いている、音楽ライターの久保憲司氏が、METZのこのアルバムを評している言葉ですが、久保氏の言葉は、このアルバムのサウンドのイメージしやすいかもしれません。
 同じ、2010年代を代表するポスト・パンク・バンドのSAVAGESも、METZのこのアルバムの前では彼女達のデビュー・アルバムの『Silence Yourself』ですら乙女のアルバムに感じてしまうくらい(笑)パワフルで圧倒される。それぐらい、このアルバムのインパクトは強力です。
 久保氏の挙げているPIL、フリクションNIRVANAも確かに、このアルバムのサウンドを評するのに相応しいバンドですが、もう一つ、ここに、LIGHTNING BOLTを加えると更に、このアルバムのサウンドの迫力が伝わりやすいかもしれません。
 奇しくも、METZとLIGHTNING BOLTはパッケージング・ツアーで廻っているのですが、大音量の爆音バンドの両バンドのライヴを一晩聴いているだけで難聴必至なのは間違いないでしょう(笑)
 もちろん、このバンドも、ただ単に喧しいだけの爆音バンドではなく、聴いているものを、ついつい踊らせるポスト・パンク的なグルーヴを持ち併せているのも大きな魅力。
 ロンドンのSAVAGESが2010年代のポスト・パンク・バンドの頂点に立ったと思っていても、カナダの垢抜けない3人組が、それ以上にインパクトのあるアルバムをリリースするんですから、世界には凄いバンドが色々いるもんだと痛感しますが、SAVAGESも来年はMETZに負けない新作をリリースする可能性だって充分あります。
 この凄いアルバム聴くと、どうしても来日公演行きたくなりますが、現時点で行けるかどうか不明です。もし私が仮にこのバンドの来日公演行って、凄いパフォーマンスやってのけようものなら、私はこのバンドに一生付いていきますよ(笑)
 私が久保憲司氏の言葉を真似て、このアルバムのサウンドを評すると次のようになりますかね~(↓)



NIRVANA meets LIGHTNING BOLT。そこにジョン・ライドンのエッセンス全てを降りかけた感じ」









































 
f:id:killer_yoshikage:20151124172703j:image