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吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

(祝) 来日公演決定!




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『The Ride』

CATFISH AND THE BOTTLEMEN

 

 

 

 

 来年1月にジャパン・ツアーも決定した、北ウェールズ出身のバンド、CATFISH AND THE BOTTLEMENが今年6月にリリースした新作で、2014年にリリースしたデビュー・アルバム『The Balcony』以来、2年ぶりの作品になります。 デビュー・アルバム『The Balcony』は全英10位を記録しましたが、2ndにあたる本作はデビュー作を余裕で上回る全英1位を記録して、今や、THE 1975に続く人気を誇るUKバンドと言っても良いかもしれません。 日本でも2015年1月に行われた初来日公演(代官山UNIT)がソールドアウトを記録して人気も高かったバンドですが、来年1月は更にスケール・アップしての再上陸になります(もっとも昨年『FUJI ROCK FESTIVAL 2015』への出演も決定していたものの、キャンセルになってはいますが…)。 

  本作のプロデューサーを務めたのは、OASISやJET、DIRTY PRETTY THINGS、Noel Gallagher's High Flying Birds等のアルバムを手掛けてきたデイヴ・サーディ。 サーディが手掛けた前述のバンドの作品を聴いたことがある方なら感じることだと思いますが、シンプルなギター・ロックながらもビッグ・サウンドを鳴らす、いわゆる王道ギター・ロック・バンドのプロデュースを手掛けたら天下一品のプロデューサーと言えるかもしれません。 ちなみにフロントマンのヴァン・マッキャンはサーディの手掛けたOASISのアルバム『Don't Believe the Truth』を聴いて、自分もギター・バンドをやりたいと思ったそうで、当然、マッキャンにとってサーディは憧れのプロデューサーでもあり、多大な影響も受けたそうです。 サーディがプロデュースしたOASISの『Don't Believe the Truth』『Dig Out Your Soul』はバンド解散前に制作されたアルバムではありますが、一時期、低迷していたOASISの復活を思わせる後期の傑作で、サーディの手腕を発揮した作品と言えると思います。 OASIS直系のビッグ・メロディーを持ち味の一つにしているCATFISHにとって、正にサーディのプロデュースはうってつけと言えるのかもしれません。 本作はデビュー・アルバムのレコーディング中に並行して書かれた曲が大半で、そういった意味では楽曲作りに関して言うなら、前作に近いタイプの曲が本作でも並んでいて、一聴すると前作とほぼスタイルが変わらない…悪い言い方をしてしまうと代わり映えのしないアルバムにも思えるかもしれません。 しかし、一曲一曲をじっくり聴くと曲の構成そのものがライヴでの反応やラジオでのオンエアも考慮した、実に練り上げられたものになっていることに気付かされます。 本作リリース前、マッキャンが「前作が前座だったとしたら、今作はヘッドライナー」だとアルバムについて語っていましたが、それは楽曲が大きい会場でのライヴでのオーディエンスの反応まで意識したことを意味しているのかもしれません。 サウンド自体もジム・アビスがプロデュースした前作よりも削ぎ落とした感もありますが、王道スタイルを維持しつつ、バンドのライヴ感も損なわないように制作したサーディのセンスの良さを感じさせてくれます。 2作目で大きなサウンドの変化を遂げるUKバンドは多いですが、彼等が選択したのはデビュー・アルバムの基本路線を踏襲しつつ、あらゆる意味で成長とアップデートを遂げた作品と言えるかもしれません。 前作ではマッキャンが情感過多に(笑)愛のストーリーを語り、これもまたCATFISHの魅力の一つでしたが、(あくまで個人的な見方に過ぎませんが)本作ではマッキャンの歌詞に疲弊感を感じさせるものもあり、そこは少し気になるところではあります…。 「7」では「俺はじっくり考えないんだ。 そんな時間はない。 だってじっくり考えないんだから。」と歌われ、「Twice」では「くそっ、もうまともに頭が働かない。 二度だ。!二度も気が滅入ってしまった。 でもこれが最後。」と、断片的ではありますが、よりバンドがビッグになったことでなのか、歌詞から色々な意味での"疲れ"も感じさせられます もっとも、この曲のデモを録っている時のマッキャンの体調は最悪だったそうで、情感過多な前作よりもマッキャンのヴォーカルに少し覇気がないようにも感じましたが、最終的にはしっかりと素晴らしい作品を完成させたと思います。 結局、本作は基本的にデビュー・アルバムのサウンドを踏襲する作品にはなりますが、この先にサウンドの大きな変化が訪れる時があるかもしれません。 後に大きなサウンドの変化を遂げ、その作品が大傑作だった時にこの作品は地味な扱いを受ける(例えば、MANIC STRRET PREACHERSやSUEDEの2ndのように)可能性はありますが、本作は決して、そのような不当な扱いを受けるべき作品ではないと思います。 前作よりもライヴ感を感じさせる本作の楽曲を、来年の来日公演で聴けるのも非常に楽しみです。 私も来年の来日公演に行く予定なので、ライヴに定評のある彼等のパフォーマンスには大きな期待をしています。

 

 

 

 

 

CATFISH AND THE BOTTLEMEN|LIVE INFORMATION|SMASH [スマッシュ] Official Site

 

 

 

 

 

試験管ベイビーというトラウマを乗り越えて… - 吉良吉影の奇妙な音楽日記

 

 

 

 

 

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