吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

期待の新作(RADIOHEAD、SWANS、MELVINS他)






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『A Moon Shaped Pool』
(日本盤 6月15日発売/UK盤 6月17日発売)
※デジタル・リリースでは発売済み。





 「Burn the Witch」、「Daydreaming」の音源を発表した後、突然、デジタル・リリースで今月9日に発表された、RADIOHEADが2011年の『The King of Limbs』以来、5年ぶりにリリースする新作。
 RADIOHEADに驚かされるのは今に始まったことではない……と言うより、人を脅かさないと気が済まない人達なんでしょうけど (苦笑)、全世界の音楽ファンが楽しみにしている一枚に違いありません。
 今年は『SUMMER SONIC 2016』への出演も決定していますが、サマソニに行っても行かなくても、今年、日本の音楽ファンが最も聴くべき一枚だと思います。




















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『The Glowing Man』
SWANS
(日本盤 6月15日発売/輸入盤 6月17日発売)







 米国の暗黒帝王バンド、SWANSが2014年の『To Be Kind』以来、2年ぶりにリリースする新作で現行メンバーでの最後の作品になるとも言われています。
 新作は2枚組2時間という相変わらずのヴォリュームのある内容ですが、ライヴDVD付きの特別盤も通常盤同様、6月15日に発売されます。
 ゲストには、SWANSの第7のメンバーと言われているKING CRIMSONのビル・リーフリン、「When Will I Return」のゲスト・ヴォーカリストにジェニファー・ジラ、「Cloud of Unknowing」にはチェリストのイ・オッキョンを迎えています。

















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『Basses Loaded』
MELVINS
(6月3日 世界同時発売)





 昨年の『HOSTESS CLUB WEEKENDER』での名演も記憶に新しい、MELVINSの2014年の『Hold It In』以来、2年ぶりの新作。
 今回の新作には6人のベーシストが参加しており、MELVINS現行ベーシストのジャレド・ウォーレン、スティーヴン・マクドナルド(REDD KROSS)、クリス・ノヴォゼリック(元NIRVANA)に加え、昨年の『HOSTESS CLUB WEEKENDER』でプレーした、BUTTHOLE SURFERSのジェフ・ピンカス、MELVINSの旧作では度々、ベーシストとして参加していたトレヴァー・ダン、そして、ドラマーのデイル・クローヴァーもスティックをベースに持ち替えて弾いています。
 ちなみに新作をiTunesで予約すると、「Hideous Woman」と「War Pussy」を先行ダウンロード出来るそうです。

















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『Ash & Ice』
(6月3日 世界同時発売)





 THE KILLSが2011年の『Blood Pressures』以来、5年ぶりにリリースする新作。ジェイミー・ヒンスの手の故障により、新作の完成まで結果的に5年の歳月がかかってしまったそうです。
 ジェイミーはリハビリ中に作詞前のスケッチを始め、それをモノにするためにシベリア鉄道の旅に出たそうです。
 一方のアリソン・モシャートも、それに応えるかのように危うくも強い愛の詞を書き上げたそうで、5年という歳月を感じさせない素晴らしい作品になる期待も出来るかもしれません。




















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『The Ride』
CATFISH AND THE BOTTLEMEN
(日本盤 6月3日発売/輸入盤 5月27日発売)






 北ウェールズ出身のバンド、CATFISH AND THE BOTTLEMENの2014年のデビュー・アルバム『The Balcony』以来、2年ぶりの2ndアルバム。
 試験管ベイビーというトラウマを背負いながらも、ひたすら愛を歌い続けるフロントマン、ヴァン・マッキャンのカリスマ性が魅力のバンドで日本でも人気が高いですが、2ndアルバムは彼等の実力が問われる重要な作品になることでしょう。
 マッキャンいわく、デビュー・アルバムがオープニング・アクトだとするなら、新作はメイン・アクトだとコメントしていますが、より高い位置を目指す自信作と言うことでしょう。