吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

(祝) 再結成♪



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『URUSA IN JAPAN』







 2002年に結成された、大阪出身の女性二人組のONI(G/Vo)とPIKA(Dr/Vo)によるオルタナ・バンド、あふりらんぽが2005年にリリースしたメジャー・デビュー・アルバムです。
 あふりらんぽは「野蛮娘二人による、すっぽんぽんロック」と自ら称した、暴虐的な爆音ガレージ・サウンドを武器にした、2000年代を代表する日本のガレージ/オルタナ・バンドで、彼女達を気に入っていたサーストン・ムーアが、SONIC YOUTHのヨーロッパ・ツアーのオープニング・アクトとして起用したこともありました。
 2010年にバンドは解散しましたが、今年1月に突然の再結成を発表して、3月には再結成ツアーを行うことも決定しました。
 私自身も、サーストン・ムーアのお気に入りバンドと言うことで、この『URUSA IN JAPAN』を2005年当時聴いて、すっかり気に入っていたものの、結局、2010年に彼女達の生ライヴを体験出来ずに解散してしまって悲しい思いをした記憶があるのですが、再結成のおかげで私も今月25日のTSUTAYA Oーnestでの生ライヴを体験出来ることになって今から、凄い楽しみにしています。
 あふりらんぽが活動していた2000年代の海外の音楽シーンは、THE STROKESTHE WHITE STRIPESTHE LIBERTINES等がデビューして、いわゆるガレージ・ロック・リヴァイバルと称されたシンプルで音数の少ないストレートなサウンド指向のロック・バンドが台頭してくるようになった時代。
 元々、大阪からはボアダムス少年ナイフと言ったバンドが、1990年代から世界中から高い評価を受けてきた状況はあったのですが、このあふりらんぽも、サーストン・ムーアのお気に入りバンドとして海外でも認知されるようになりました。
 あふりらんぽのサウンドは、2000年代の海外のガレージ・バンドよりも、むしろ1990年代のUSオルタナ・バンドの暴虐性を強く感じさせるものですが、元々、良い意味で世界の音楽シーンのムーヴメントに毒されない日本のインディー・バンドのあふりらんぽは、1990年代のグランジとも2000年代のガレージ・ロック・リヴァイバルとも違った独創性を持ったバンドで異彩を放っていました。
 ONIの暴虐爆音ギターに、ドタバタとのたうち回るようなPIKAのドラムが暴れまくるサウンドを聴くだけでも、オルタナ好きのツボを思いっきり突きまくっているのですが(笑)、1990年代のライオット・ガール・バンドのような男勝りな一辺調子なバンド連とは一線を画した、彼女達だけの世界観を構築出来ているのは、10年以上経った現在聴いても新鮮な感じがします。
 暴虐サウンドに乗っかって咆哮することもあるものの、意味不明な大阪弁を交えた"すっぽんぽん"な自分達の感情をリフレインする歌詞も、あふりらんぽならではの世界観だと思います。
 私自身も、もちろん海外のガレージ・ロック・ムーヴメントと並行して、このアルバムを聴いていたのですが、インパクトという点では余裕で海外のバンド以上だったと思います。
 とにかく、あふりらんぽは1990年代後半から出て来た東京出身のBORISMELT-BANANAと並んで2000年代の日本のノイズ・ロックを代表するバンドであることは間違いないないと思います。
 日本のバンドに関しては、洋楽ファンの方は食わず嫌いな方が多いですが、洋楽だけ聴いて偉そうにオルタナ・ファンを自認する前に、日本の魅力的なオルタナ・バンドに目を向けるべきではないでしょうか?
 私は2000年代のガレージ・ムーヴメントの最中にこのバンドと出会い、日本からまた一つ、魅力的なバンドが出たことを嬉しく思いましたが、このアルバムを聴いてから10年経ち、このバンドの生ライヴをこれから体験出来る喜びを味わえるのも一際、嬉しいものです。

































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