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吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

12月の来日公演も決定♪



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『Eleven Eleven (Japan Edition)』
DINOSAUR PILE-UP




 2014年に引き続き、今年の『SUMMER SONIC 2015』にも出演し、12月10日の単独来日公演(渋谷クラブクアトロ)も決定した、英リーズ出身のグランジ系オルタナ・バンド、DINOSAUR PILE-UPが先月リリースしたばかりの新作。
 この新作をリリースする前の7月に、タワー・レコード限定の4曲入り『11:11 EP』がリリースされているので、サマソニ出演直前ということで、このEPを聴いた方もいらっしゃると思います。
 このEPのうち、「11:11」、「Bad Penny」、「Might As Well」は本作に収録されているので(「Replace Me」のみ本作未収録)、このEPを聴いて新作のリリースに期待したファンの方も多いんじゃないかと思います。
 特に「11:11」はサマソニのステージでも、恐竜の人形(?)が客席を舞ったのもあって、この曲を聴いたことがなかった方にも印象に残った曲じゃないかと思います。
 私自身も、サマソニの彼等のステージで一番印象に残ったのが「11:11」で、バンドの新作にも大きな期待を抱かせるパフォーマンスでした。
 EPを聴いていない方もサマソニで彼等のライヴを観ていない方も、YouTubeでした「11:11」のMVを観て、重いグルーヴ重視のこの曲に驚いた方も少なくないはずです。
 この「11:11」の"重いグルーヴ重視"のサウンドは間違いなく、DINOSAUR PILE-UPのアルバムでのサウンドの変化を予期させたものになるという予感はありましたが、本作はほぼ全編、ヘヴィーな楽曲が占めています。
 DINOSAUR PILE-UPは、基本的にフロントマンのマット・ビッグランドと、ジム・クラッチリー(B)、マイク・シールズ(Dr)の三人のバンドですが、昨年リリースしたアルバム『Nature Nurture』は、実はほぼマット一人で制作されたアルバムでした。
 『Nature Nurture』にはグランジ・ナンバーもパンク・ナンバーも、もちろんあるのですが、じっくり聴かせる歌メロが印象に残る楽曲も、このアルバムの中に決して少なくないのは、マット一人で制作しているところが大きいのだと思います。
 本作では、マイクとジムも加わって、バンドとして三人で制作されているところが前作と大きく違っています。
 三人で演奏したバンドとしてのグルーヴも本作の中で見事に反映されていて、一気に畳み掛けるようなアルバムの流れも前作にはない部分です。
 アルバムを制作する前にマイクが持ち寄った楽曲にはポップな楽曲もあったそうですが、アルバムを制作しているうちにヘヴィーなサウンドに変化した楽曲もあるそうです。
 EPにも本作にも収録されている「Bad Penny」は、マットが孤独な幼少時代に、MOTORHEADを聴き続けていたことが題材になっているそうですが、本作がほぼ全編、ヘヴィーになった要因は、この曲にあるのかもしれません。
 パンクでもあり、メタリックでもあり、ハードコアでもある本作に、MOTORHEADの血統が流れていると言っても、誰も異存はないはずです。
 マット依存のバンドから、本格的に三人のバンドとして制作された本作は、名前通りの逞しい恐竜らしい作品になったと思います。
 よりバンドらしい逞しいグルーヴが感じられる本作の楽曲は、12月の来日公演でも多く披露されると思うので、サマソニ以上に素晴らしいライヴが期待出来るのではないでしょうか?




















 
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