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吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

サマソニで観なかったのは残念 (涙)



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『反逆のマーチ/ダークホース/誰も知らない/Mad Pierrot』(通常盤)




 今年の『SUMMER SONIC 2015』にも出演した横浜出身のバンド、9mm Parabellum Bulletが今月9日にリリースした、彼等にとって通算7枚目のシングル。
 メンバー4人全員がそれぞれ作曲・プロデュースした4曲が収録された、通称"クアトロ A - Side シングル"に加え、今年の6月に行われた、大阪で初めて行われた、9mmの自主イベント『カオスの百年 Vo.11』でのライヴDVDも付いていて、CD盤の4曲のライヴ映像が収録されています。
 このシングルも、時雨のEP同様、"通常盤"と"完全受注生産限定盤"の2ヴァージョンあり、通常盤は前述のCD+DVD。"完全受注生産限定盤"にはCD+DVDに加え、オリジナル・ピザBOX仕様の箱に収められた、オリジナル・トート・バッグ、オリジナル・Mサイズ"クアトロ"ピザ・ステッカー、『カオスの百年 Vo.11』ラミネート・スタッフ・パス等、かなり豪華な特典が付いてくるようです(ちなみに私の購入したのは"通常盤"なので、特典の全ては分かりません)。
 このシングルは、9mmの2015年初の新音源でもありますが、メンバー4人が4曲を別々に作曲をしてシングルをリリースするのは、おそらく初めてだと思います。
 このシングルでも、あらゆる音楽性を飲み込んだ、ヘヴィーでカオティックなサウンドは健在です。
 しかし、4人作曲のこのシングル、明らかに楽曲はあくまでシングルであることを意識した、菅原のヴォーカルを意識した作りになっていると思います。
 元々、9mmでの菅原のヴォーカル自体はあくまで中途半端に英語を挿入しない、日本語で全てを歌い上げるスタイルゆえ、カオティックなバンド・サウンドと、菅原の淡々と歌い上げるミスマッチな組み合わせが9mmの魅力。
 楽曲の骨格や構造自体は、J-POPに近い部分はあるのですが、敢えて、日本語で歌い、情感的なシャウトを入れずに、あくまで洋楽的な歌い方を絶対と言って良いくらいしない菅原のヴォーカル・スタイルは実は、バンドのカオティック・サウンドより重要な部分と言えると思います。
 あくまで邦楽的なフォーマットにこだわり、カオティックなサウンドで新しい"邦楽"を追求しているのが9mmなんだと、このシングルを聴いて改めて感じます。
 敢えて、海外のバンドの影響を感じさせない、9mmのサウンドは、やれ、ピッチフォークがどうしたとか、NMEがどうしたとかホザいている洋ロック・バンド厨には理解出来ないかもしれませんが、遥かに個性的なサウンドの追求に繋がっているのだと思います。
 YouTubeで聴ける「反逆のマーチ」を聴いていただくと分かると思いますが、かなりヘヴィーなギター・サウンドと、淡々と日本語詞で歌う菅原のヴォーカルのミスマッチさは、9mmを知らない方が聴いても、かなり惹かれるはずです。
 このバンドのサウンドは形骸化されてしまった日本の音楽ファンよりも海外の音楽ファンに聴いていただいた方が面白く感じるかもしれません。
 それから、このブログを書いている時点で、実はライヴDVDの方は観ていないのですが (汗)、このDVDを観ると、また各楽曲の印象も違ったりするかもしれません。
 たった4曲ではありますが、これから先の9mmの活動が改めて楽しみになりそうなシングルです。


























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