吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

来月、実演会に逝ってきます!



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『マリアンヌの呪縛』
キノコホテル








 個人的に来月の7日に、キノコホテルの新宿LOFTでの実演会(ライブ)に行ってきますが、その彼女達が昨年リリースしたアルバムが、この『マリアンヌの呪縛』です。
 僕の持っているのは通常盤ですが、CDの他にDVD、フィギュア、オリジナル・グッズが付いている、初回限定生産デラックス盤もあります。
 初期からの昭和歌謡のメロディーとGS風のガレージ・サウンドサイケデリックが基調になっていて、エロス漂う支配人・マリアンヌ東雲のリリシストとしての才能も相変わらず素晴らしいです。
 新加入のジュリエッタ霧島の"電気ベース"も、元々、ジャズ・ベースを演奏してきただけにバンドのグルーヴの強化に大きく貢献しています。
 このアルバムの新機軸的な楽曲は、やはり「Fの巡回」になると思います。
 ニュー・ウェーヴとクラウト・ロックのミニマム感を取り入れたナンバーで、このアルバムで一番の聴きものと言える曲だと思います。
 アルバム全体の世界観そのものは初期から一貫したものがありますが、ライブを精力的にこなしてきた成果が、各楽曲の支配人と従業員(メンバー)の演奏に表れています。
 元々、ライブ・バンドとして定評のあった彼女達ですが、このアルバムでは技術的な向上、サウンドの深化に磨きがかかっています。
 個人的には、ヘヴィーなガレージ・ナンバー「完全なる支配」と、あまりにも美しいサイケデリック・ナンバー「夜の素粒子」も出色の出来で、本作の聴きものだと思います。
 「Fの巡回」は、彼女達の初期の代表曲「もえつきたいの」とは明らかに路線の違う曲ですが、個人的にはどうライブでプレイされるのかも楽しみですし、このアルバムの曲がライブで聴けるのも楽しみです。
 新機軸もある、このアルバムですが禁断の世界観こそ、キノコホテルの魅力。
 僕も来月の彼女達の実演会で"もえつきたいの"です(笑)











































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