まだまだあります、期待の新作
『Drones』(6/10発売)
今年のフジ・ロックへの出演も決定しているMUSEの、2012年の『The 2nd Law』以来の新作。
AC/DCやDEF LEPPARD、MAROON 5等のプロデューサーとして知られるジョン・マット・ラングがプロデューサーとして迎えられていますが、前述のバンドのプロデューサーを迎えた事でサウンドに大きな変化はあるのかもしれません。
大仰で情感過多なMUSEの世界観に変化はあるのか? ラングはバンド・サウンドをシンプルに引き出し、なおかつ聴き易さも追求するプロデューサーだけに、今までのMUSEとは違ったアルバムになりそうな気もしますね。
『Simple Songs』(5/15)
Jim O'Rourke
ジム・オルークの2009年の『The Visitor』以来の新作で、2001年の『Insignificance』以来のヴォーカル・アルバムでもあります。
ノイズやアヴァンギャルドなイメージの強いオルークですが、(『Insignificance』もそうでしたが)ヴォーカル・アルバムを創作させても素晴らしい才能を発揮するアーティストなので、ノイズやアヴァンギャルドが苦手な方も聴いてみて損はないアルバムかもしれません。
ちなみにオルークは5/30にタワー・レコード新宿店の7階でインストア・ライブも行うので詳細は下記のリンクをご参照ください。
『The Heart is a Monster』(6/10)
FAILURE
90年代のLAのオルタナ・バンドで、かつて、QUEENS OF THE STONE AGEのトロイ・ヴァン・リーウェンも一時期在籍し、a perfect Circleが、彼等の「The Nurse Who Loved Me」をカヴァーした事でも知られるバンドですが、米国で再評価を受け、2013年に再始動を開始したバンドの待望の新作。
日本ではかなり無名のバンドですが、僕が個人的に愛して止まないバンドの新作は1996年の名盤『Fantastic Planet』以来、19年ぶり。
今年、個人的に最も期待したいアルバム。そして新作を引っ提げての来日公演も期待したいです。
『More Signal More Noise』(7/10)
在英のインド・バングラデシュ系2世によるブレイク・ビーツ・バンドの、2013年の『The Signal and the Noise』以来の新作で、おそらく前作の続編的なアルバムになるのだと思います。
ノリの良いブレイク・ビーツですが、ポリティカルなメッセージ性の強い歌詞も彼等の特色。
前作を聴いた方はそのメッセージに耳を傾け、楽しめるのはもちろんですが、前作を聴いていない方でも充分楽しめる作品は期待出来ると思います。