Grimes + ANIMAL COLLECTIVE meets DEERHUNTER
『The Air Conoitioned Nightmare』
ちなみに、エリックはカナディアン・フォーク・シンガーのデヴィッド・ウッドヘッドの息子です。
Doldrumsは、同じくカナダ出身のクレア・バウチャーこと、Grimesが称賛したことで注目を集め始めたアーティストで、デビュー・アルバムも、その幻想性が高く評価されました。
GANG GANG DANCEや前述のGrimesのように打ち込みビートが主体なのですが、ANIMAL COLLECTIVEやDEERHUNTER等の、USインディー・サイケデリック・バンドのような幻想的で美しいサイケデリック・サウンドが、Doldrumsの大きな魅力です。
ANIMAL COLLECTIVEのように音を幾重にも重ねたサウンドや、ピッチ・フォークが好みそうな(笑)ありきたりのサイケデリック・バンドとは違って(もちろん打ち込み主体だからなのもありますが)、DEERHUNTER辺りに通じる繊細で、今にも壊れそうな儚い美しさが随所に感じられるところも良いと思います。
一部のメディアでは、Doldrumsのサウンドの評価を評する際、ANIMAL COLLECTIVEやGANG GANG DANCEの名前が挙がりますが、個人的には、Grimes meets DEERHUNTERって感じがします。
もちろん、GANG GANG DANCEやANIMAL COLLECTIVEっぽい部分も感じますけどね(笑)
Doldrumsは、オルタナ・インディー・レーベルとして有名な、あのSUB POPのアーティストでもありますが、SUB POPは過去にNIRVANAやMUDHONEY等、オルタナ・シーンを代表するアーティストを排出してきた事から、オルタナ系レーベルの印象が強いですが、近年はギター・ダンス・ロック・バンドやニュー・ウェーブ・バンドも同レーベルから出て来ており、それらのバンドは決してシーンの中心を担ってはいませんが、魅力のあるバンドも多いです。