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吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

今年最高の一枚と断言したい。


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『Hinterland』
LONELADY

 発売前から早くも、ポスト・ロックの名盤として話題になっていた、今月に発売したばかりのジュリー・キャンベルこと、LONELADYの最新作。
 2010年に発表されたデビュー・アルバム『Nerve Up』や、ジャー・ウォブルとの共作『Psychic Life』でも、その才能を充分に発揮してきた彼女ですが、このアルバムは、2013年のSAVAGESの『Silence Yourself』同様に、現代のポスト・パンク・シーン最高のアルバムを作り上げたと断言して良いと思います。
 ヴォーカルはもちろん、ほとんどの楽器を一人で担当した、この作品はエッジーなファンク・ビートにインダストリアルな要素が加わり、なおかつ各楽曲の質も高いので、非の打ちどころのないポスト・パンク・アルバムだと思います。
 ポスト・パンク・シーンの影響を受けたと言うより、むしろマンチェスター・シーンの遺産をDNAとして身につけていると言っても良い、彼女の非凡な音楽センスゆえのアルバムかもしれません。
 もちろん、ポスト・パンクの影響が色濃いのは確かですが、中毒性の高い高次元なポップ・センスも魅力なので、ポスト・ロック云々を抜きにして聴いてもらいたいアルバムです。
 このアルバムを抜きにして、今年の音楽シーンを語れないと思います。


「Bunkerpop」
LONELADY


「Groove It Out」
LONELADY