吉良 吉陰の奇妙な音楽日記

It's Only Music, But I Love It.

決してローナー(孤立者)向けではないです


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『Lonerism』
TAME IMPARA

 TAME IMPARAは、フジやサマソニにも出演してますし、海外のフェスにも出演が多いので音は聴いたことがなくてもバンド名は聞いたことがあるんじゃないかと思います。
 このアルバムは彼等が2012年に発表した2ndアルバムで、1st同様にサイケデリック・ロック・バンドとして知られる彼等の真価が発揮された楽しめる一枚です。
 ANIMAL COLLECTIVE辺りの分厚いプロダクションのサイケデリックではなく、60年代辺りのヴィンテージ感を感じさせるサウンドですが、酩酊感だけでなく甘いメロディーも彼等の魅力です。
 このアルバムにはジャム・バンド的な長尺ナンバーやプログレ的な展開の壮大なサウンドエスケープもあったりもしますが、甘いメロディーとヴィンテージ感が肝になっていて人間味を感じさせてくれます。
 60年代サイケデリックの香りがぷんぷんと漂いますが、この心地好い甘い酩酊感がたまらないアルバムです。


「Elephant」
TAME IMPARA